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CLASKA ONLINE SHOP 速水真理のブログ

「アップデートする暮らし」第1回:冷暖房をやめました

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インテリア・ライフスタイル提案を生業として約20年。はたらけどはたらけど猶わが暮らし極まらず、じっと手を見る。美しく健やかで合理的な生活の探究。ワクワクと素敵を追い求める探検。いつまでたっても修行中。仕事=生活=趣味というのもお恥ずかしい話ですが、常に今の暮らしを顧み、アップデートするためのアイディアや工夫を考え、新しいことを始めてみたり、やり方を変えてみたり、思い切ってやめてみたりすることがとても楽しい。そうして実行した「アップデート」が貯まってきましたので、ここに記録していきたいと思います。

第1回:冷暖房をやめました

確か3年前の冬、その日はいつも通り自宅のエアコンの暖房をつけ、ダイニングの椅子に腰掛け、食事をしたりテレビを観たりしていました。ふと「家の中でわたしが居る場所って、いつもだいたい決まってるなぁ」と思ったのです。逆に「家の中でわたしが居ない(行かない/通過もしない)場所って、けっこうあるなぁ」と、見回してみました。例えば自分の身長より高く、天井より低い、その間の空間。

そのとき突如として、衝撃の発見をしたのです。

わたしは、「わたしが居ない場所の空気を暖めている!」と・・・。

山崎まさよしさんの歌じゃないですが、

天井の隅、テーブルの下、 

そんなとこに居るはずもないのに。

家の中の空間全体から、わたしが存在する分の体積を除いた、残り99%以上の圧倒的な、「余白」を暖めている。

わたし「以外」の、空気しか暖めていない。(いや、だからそれが正しいエアコン、空調=空気調節なのですが。)

ベッドの下、食器棚の上、冷蔵庫の裏・・・。そんな随所の空気を暖めるためにこれまでお金と電気を使っていた、という事実に愕然としました。

わたし「以外」じゃなく、わたし「さえ」、暖かければいいのだ。(注:ひとり暮らしです。)

“地球にやさしく”なんておこがましいエコでもなんでもなく、エゴのため即座に、暖房をやめたのでした。同じ理由で冷房もやめました。

かくして、家の中の室温=ほぼ外気温の暮らしが始まります。

やせ我慢をしたいわけではありません。

冬は長風呂のあと厚着でホカホカを完全包囲。小豆のカイロも肩や腰に当てて身体をダイレクトに温める。夏は積極的に汗をかいたり、扇子を扇いだり、保冷剤を首にあてて体温を下げる。なんだ、やってみたらそう問題なく過ごせることがわかりました。そりゃ冬は寒いし夏は暑いのですが、冷暖房の効いた屋内から屋外へ出る際の急激な寒暖差にやられることもなく、季節の移り変わりと気温変化に、身体の方が徐々に慣れていくような気もします。

冷暖房をやめてよかったこと

月々の電気代が季節によらず2,000円程度で安定するようになったという節約効果もありますが、何より驚き感動するのは、冬の太陽、夏の夜風のありがたみと気持ち良さ・・・。春と秋の快適さが、快適さゆえ気づきにくいけれど奇跡的であることにも、感謝と喜びひとしお。幸せ度が増しました・・・。(ささやか~)

 

以上、ブログ内コーナー「アップデートする暮らし」第1回でした。あくまでも東京の気候の下、わたしが自分の趣味嗜好でやってみていることです。冷暖房の有用性を否定するものではありません。また常に試行錯誤・アップデート(更新)中ですので、再び冷暖房を使う日が来るかも知れません。冷暖房を使わないことを皆さんにおすすめするつもりもありません。ご了承いただけますと幸いです。

 

冒頭の写真は今朝、CLASKA まで歩く通勤路で見上げた太陽。眩しさと嬉しさに目を細める。春はもうすぐそこ。

 

 

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