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CLASKA ONLINE SHOP 速水真理のブログ

「アップデートする暮らし」第17回:植物を枯らさなくなった

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お恥ずかしながら、エアプランツでさえ枯らしていました。そんなわたしがすっかり、植物を枯らさなくなった話。

とある、たったひとつの考え方が、変えてくれたのです。

約3年前、植物を扱う "The Landscapers" 代表の塙さんに

「植物を枯らさないのって、難しい~」と嘆いていたら、

植物も、人間と、一緒だよ」と笑うではありませんか。

えっ、植物と、人間が、一緒!?それ、どういうこと??

「喉が渇いたら水を飲みたい。真夏の直射日光はつらい。あ、でも自然のものだから、やっぱり、水道水より雨のほうがうれしいみたい。雨が降ったら外に出してあげるとよろこぶよ」

喉が渇いたら水を飲みたい。植物も、人間と、一緒。

なんとシンプル、かつ、衝撃的な、概念なのでしょう。

しかしそうか、そう考えてみると。

植物も、人間も、地球の自然界を生きる同士。喉が渇いたら水を飲みたいし、太陽の光も風も気持ちいいけど、暑けりゃバテるし、寒けりゃこごえる。

もしも植物と人間が、同じように感じながら生きていて、一緒であるならば、すなわち

「わたしが水を飲みたいときに、植物も水が飲みたい」のだ!

・・・・・・これは、なかなか革新的な、仮説であり、発見です。

ともかくこの「植物も、人間と、一緒」という概念から得られた新たな感覚のおかげで、ずっと「植物の気持ちなんて、生物としての種類が違うから、まるで見当がつかない」と思い込んできた苦手意識は、スーッと晴れていったのでした。

そうして、以前から興味があった盆栽に、取り組み始めたのです。

「わたしが水を飲みたいときに、植物も水が飲みたい」説に基づき。

わたしは毎朝起きたら必ず、白湯を沸かしてズズッとすすり飲み、ホッと一息つきます。そのとき、一緒に飲むような気持ちで、盆栽に水をあげよう。

そう習慣づけたら、水やりを忘れるということは、まずなくなりました。

朝以外にも、「自分が飲み物を飲む」タイミングとセットで、ついでに盆栽の「喉(土)渇いてない?」「元気~?」と確認。

すると春と秋は、毎朝1回の水やりでOK。夏は渇きやすいので、朝夕2回、水をあげよう。真夏の直射日光はつらいから、レースカーテンで陰にしてあげよう。

冬は逆に、なかなか土が乾かないので、毎日ではなく、2~3日に1回でよさそう。だんだん、わかってきましたよ。

雨が降ったら、ベランダに出して浴びさせてあげよう。水道水をあげるときも、雨みたいな感じに水滴を散らして、枝葉をマッサージしてあげよう。気持ちいい、かな?

そんなこんなで、日々共に過ごしていたら、この約3年ほど、盆栽を維持できています。今や「趣味:盆栽」。たった3年のくせに、ですが、自信がついてきました。

まあ、そもそも、人間より寿命が長い植物を人間が観賞用に育てるって時点で、エゴイスティックかつおこがましい行為ではありますが。

(埼玉の大宮盆栽村にある盆栽店で、代々受け継がれているという樹齢400年の盆栽を拝見したとき、その責任に気が遠くなりました。)

それでも、生きている限り、お気に入りの植物たちと暮らす喜びを、命が育つ感動を、花咲く楽しみを、ありがたく、享受していきたい次第です。

そうそう。「今日もきれいだね」と褒めたり、「いつもありがとう」と愛しんであげると、心なしか枝や葉を「しゃん」と伸ばす気がします。可愛いやつらです。

植物も、人間と、一緒。

教えてくれて、ほんとうにありがとう、ハッシー。

 

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